1381220_539377559476889_1976076650_n「WEDGE11月号」に掲載さまれす!(明日19日発売)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3239
  ■特集.1
  完全密着ルポ
福島の避難者が見たチェルノブイリ
WEDGEチェルノブイリ取材班(大江紀洋、伊藤 悟)
コーディネート/セルゲイ・ミールニィ
通訳・取材協力/ユーリア・ザモールスカ
◎浜通りを夢の町「スラブチッチ」にできるか…
◎復興妨げている汚染水「騒動」 環境影響は軽微
◎東京電力を分割して再稼働で財源捻出を
石川和男(政策研究大学院大学客員教授)

27年前の1986年に世界を震撼させたチェルノブイリ原発事故。
  福島第一原発事故の影響で避難していた福島県浜通りの住民たちが未来の故郷のあり方のヒントを得るため、チェルノブイリの「今」を視察した。
  驚くことは多々あった。
  事故後も2000年までチェルノブイリ原発が稼働していたこと、今なお送電施設としては機能しており、作業員が防護服なしに働いていたこと、避難により廃墟となった町があった一方で、「夢の町」と呼ばれるニュータウンがあったこと……
チェルノブイリ原発事故の避難者や研究者との意見交換を経て、見えてきた未来への希望もあった。繰り返してはいけない教訓もあった。
  日本では、福島と言えば汚染水問題ばかりが報道されている。汚染水の環境影響が軽微であることはあまり報道されず、原発20キロ圏内でも線量がそう高くない地域が多くあることも知られていない。
  復興のあり方、原子力のあり方について、我々はもっと真剣に考える必要がある。
  放射能以外の様々なファクターを含めたトータルの福島の「被害」を最小化するために日本全体がもっと協力できないだろうか。

■特集.2
  鳥獣害は食べて解決
◎鳥獣害対策に必要なポイント 横山真弓(兵庫県立大学准教授)
◎広がりはじめたシカ肉の食利用

  鳥獣による農作物被害額が200億円を超えている。被害額の差こそあるが、日本全国で起きている。近年見られる環境変化や、農村地域の衰退などが増加の原因だとされるが、最も問題なのは、かつて有用な資源として扱われてきた野生動物との関わりを、なくしてしまったことである。今こそ「ワイルドライフマネジメント(野生動物管理)」という考え方を取り戻さなければならない。
  管理するために捕獲した野生動物を資源として有効活用するには「食べること」が最も良い。本特集では、シカにスポットを当てて、被害対策に向けた処方箋を提示するとともに、活用されはじめたシカの食肉利用の現場を紹介する。

■WEDGE OPINION.1
  日本版NSC設置へ 「人材」と「組織」が機能強化のカギ
松田康博(東京大学大学院情報学環教授)

■WEDGE OPINION.2
  日豪は緊密なパートナー さらなる協調へ5つの戦略的提言
ピーター・ジェニングス(オーストラリア戦略政策研究所〔ASPI〕所長)

■WEDGE OPINION.3
  原子力問題を総合的に解決する事業環境整備法策定を
澤 昭裕(21世紀政策研究所研究主幹)

■WEDGE Report
科学的根拠乏しき検査が跋扈
リスクも潜む「がん検診」 正しい検査の普及急げ

■【拡大版】中東上級講座 畑中美樹
シリア化学兵器問題 米露合意の「真の図式」

■BUSINESS TOPICS
サリンの分解も実証 神鋼の化学兵器処理技術

■Interview
滝沢直己が挑む 国境越えるベーシックの創造
ファッションデザイナー 滝沢直己さん

ReSET by 八尋俊英
2040年を見通した「OMOTENASHI」

  経済の常識・政策の非常識 by 原田 泰
  投資減税の不合理 消費増税には法人減税がベター

喧嘩の作法 プロが語る知財戦略 by 久慈直登
  実は頼りになる各国の税関

  復活のキーワード by 磯山友幸
  東京五輪までに2000万人 外国人旅行者倍増を民間で

World Rice by 田牧一郎
  国際標準の作付け前契約で戦略的生産を

AROUND THE WORLD by 山師の手帳 中村繁夫
  「頑固一徹」カザフのチタン王との友情

RED CAPITALIST 赤い資本家たち by 富坂 聰
  隠し財産30億ドルの住職 少林寺・釋永信

ヒットメーカーの舞台裏 by 池原照雄
  予想外に男性惹き付けた目の「癒し」
パナソニック 目もとエステ「EH‐SW50」

にっぽんの100人の青年 by 林 えり子
  銀座の人気パン 美味を支える社長と青年の絆
  阿部慎也さん(「モンシェール」パン職人)

さらばリーマン by 溝口 敦
  月給1万円の障がい者救うチョコ工房設立
  伊藤紀幸さん(「AOH」代表理事)

  読む写真
  -今月のCOVER PHOTO-
だれが、どこから、
これを撮ったのか?
  文・大竹昭子×写真・佐伯慎亮

●新刊クリップ
●フォーラム新・地球学の世紀 by 常田佐久
●世界の記述
●拝啓オヤジ by 相米周二
●読者から/ウェッジから

公式ホームページをリニューアル致しました。こちら⇒http://www.happyroad.i